学生生活

学生の声

情報衣環境学科
衣環境学コース 4年
橘 歩美さん
奈良女子大学での学生生活を具体的に教えてください
 「1つでも多くのことを吸収したい!」と思い生活しているため、とても充実しています。
 大学での授業は、必修の専門科目はもちろん、選択制の科目も積極的に履修しています。専門科目は学生と教員の距離が近く、質問等しやすい雰囲気です。一般教養科目は音楽や色彩、心理やことば等々、その分野に精通した方々のお話を聞くことができ興味深いです。キャリア科目では、浴衣の着付けについて学んだり、奈良の木材を使ってお箸を製作したりしたこともあります。私は教職科目も履修していますが、教育の知識だけではなく、普段の生活に繋がることも多く学べるため面白いです。授業をどの程度入れるかは自分で調整でき、私は2年次に多めに35コマ、3年次では15コマと少なめにし、その分研究室やサークルでの活動、資格勉強に力を入れられるように工夫していました。
 プライベートでは、私は学内のNaraColleという服飾サークル以外に、他大の合唱サークルにも所属しています。また最近は学習支援のボランティアにも参加し始め、学内外問わず交流の輪を広げています。
 アルバイトは飲食店の他、奈良公園周辺でリーフレット配布のアルバイトもしています。頻繁に海外の方に道を聞かれるため、奈良は人気の観光地であることを実感します。鹿が歩いていることも多く、イタズラされ困ることもありますが、癒されながら働いています。また、短期のアルバイトで甲子園の売り子をしたこともあり、暑くて大変でしたが、貴重な経験でした。普段はできないことに挑戦できるのも、学生生活ならではです。
なぜ情報衣環境学科衣環境学コースを選びましたか?
 進路を悩み始めたのは高2の初めでしたが、昔から「生活を豊かにするものに携わりたい」という思いがありました。しかし「これがやりたい!」というものが無かったため、「私が興味を持ち続けていられるものは何だろう?」という観点で進路を探しました。そのうちに、衣食住の中でも衣服であれば、繊維や洗浄といった科学的な面、自己表現や流行を反映する芸術的・社会的な面など様々あるため、興味を持ち続け学ぶことができると考え、本コースを選びました。オープンキャンパスで感じた学内の雰囲気が良かったのも、理由の1つです。
情報衣環境学科衣環境学コースの魅力とは?
 たくさんありますが、学びと人に分けて魅力を紹介しようと思います。
 まずは学びについてです。10年前の私は、インターネット上での衣服購入がこんなに盛んになっていると想像していませんでした。衣服を取り巻く環境は時代に合わせ目まぐるしく変化していますが、本コースも、私の入学した2014年度から「情報衣環境学科 衣環境学コース」へと生まれ変わりました。本コースの魅力は、衣服を様々な視点から学べること、そして、その視点を増やし続けているところです。伝統的な積み重ねを大切にしつつ、新たなものを取り入れる柔軟さがあるのだと思います。
 次は人についてです。本コースは20人前後と少人数なため、実習や実験を通し自然と仲が深まります。他学科に比べると少し個性的な人が多い気もしますが、お互いに尊重・協力し合え、しっかりと自分の芯を持っている人たちばかりなので、私は皆からいつも良い刺激をもらっています。縦のつながりも魅力で、先生や先輩方とは研究室で関わりがあり、ゼミ後にたこ焼きパーティをしたりして楽しんでいます。また後輩とも仲が良く、最近は色彩検定の勉強を一緒にし、皆で1級に合格できたのは嬉しかったです。
これまでの学生生活で印象に残っていることはなんですか?
 1つ目は、恋都祭で行ったNaraColleのファッションショーです。引退の年は例年以上に力を入れ、衣装を3体作りました。製作では悩みも多かったですが、仲間と一緒に頑張ることで、乗り越えられました。高校生のときから憧れていたサークルだったため、ショーの終わりは寂しさもありましたが、全員で作り上げ成功させた達成感は、それを上回るものでした。
 2つ目は、所属している合唱サークルの定期演奏会です。演奏会へ向けて行われる夏合宿では、5日間朝から晩まで練習がありハードですが、皆でおいしいご飯を食べたり、歌って過ごせたりするので楽しいです。練習の成果を発揮する定期演奏会では、毎年違う、何にも代えがたい感動があるので思い出深いです。
将来の夢・進路を教えてください
 まだ就活が本格化していない時期ですが、今まで学んできたことはアパレル・繊維業界だけでなく幅広い業界で役に立つと考えているため、様々なインターンシップに参加し見分を広めることを心がけています。本コースを選んだときの思いは持ち続けて就職活動をしているので、人の生活や心を豊かにできるような仕事ができたら、と思います。
受験生の皆さんへメッセージ
 高校生の時期にたくさん悩んだ分だけ、納得のいく大学生活が送れるのではないかと思います。偏差値や周りの意見に惑わされがちですが、4年間過ごす大切な場所を決めるのは自分自身です。将来を見つめ、悩んで、探して、相談して……自分のカラーに合った大学を目指し精進してください。
 皆さんが楽しい大学生活を送れるように応援しています!