入試・入学情報

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)/ 大学院

奈良女子大学大学院人間文化総合科学研究科アドミッション・ポリシー

【教育理念】

 奈良女子大学大学院人間文化総合科学研究科は、個々の学問領域における専門的な教育研究を推進するとともに、それを基盤として新たに学際的な教育研究を創出することによって、個性豊かで自立した研究者や高度な専門職業人を育成することを目指しています。そして、このような分野から女性リーダーを輩出することによって、男女共同参画社会の実現や国際社会に貢献したいと考えています。
 以上のような理念に基づき、次のような人を、国内外から広く受け入れます。

【求める学生像】

◎学士課程あるいは修士課程・博士前期課程や社会人経験などを通して、大学院教育を受けるために必要となる基礎知識や技能を身につけた人
◎基礎となる専門領域を最先端まで探究しようとする人
◎現代における諸問題を学際的に深く探究しようとする人
◎専門的知識を再構築する意欲や解明したい問題に自ら取り組む意欲をもつ人
◎さまざまな分野でアジア諸国をはじめとして国際社会に貢献することを目指す人

【入学者選抜の方法】

 上記のような学生を適正に受け入れるために、専攻・講座等の募集単位ごとに、専門性に即した書類審査や口述試験等を組み合わせ、一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜などの多様で適切な選抜を実施します。

【博士前期課程】

人文社会学専攻

【教育理念】

 人文社会学専攻は,歴史学,地理学,社会学のいずれかを基盤として,学際的に諸問題を探求できる人材を育 成することを目的としています。従来の枠組みにとらわれることなく,関連分野に対しても熱いまなざしを注ぐ ことができる意欲的な学生を望みます。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質と能力を有する学生を求めます。
・専門分野に関する基礎的知識
・資史料や文献を読み解くための語学力
・調査・分析、フィールドワークなどを行うための研究方法に関する経験・知識
・調査結果や文献などを適切に分析し、論理的に説明する能力
・大学での学修・研究を基盤とした明確な研究展望
・社会生活に根ざした真摯な問題意識
・大学院における研究を広く社会に還元する意欲

【入学者選抜の方法】

 コースごとに、一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜、6年一貫教育プログラム特別選抜を実施します。大学院で学ぶために必要な専門知識や研究を計画し実施する能力を測るために、筆記試験と口述試験を行って選抜します。

歴史学コース

【教育理念】

 歴史学コースは,日本,アジア,ヨーロッパを中心に,政治史,社会史,思想史,文化史,考古学,美術史と いった多様な視点,方法により,歴史をめぐる問題について研究を行います。さまざまな言語で記された文献の 読解・分析,人間が創り出したモノや作品も含めた資史料の調査,フィールドワークなどに関する高度な知識や 技法を身につけるとともに,人文・社会科学,自然科学等の分野を問わず必要とされる歴史的思考を培います。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質と能力を有する学生を求めます。
・日本史,東洋史,西洋史,考古学,美術史に関する基礎的知識
・文献を読み解くための語学力・分析力
・資料の調査・分析,フィールドワークなどを行うための方法に関する経験・知識
・自由な発想に基づく独自の課題に主体的・積極的に取り組む能力
・調査結果や文献などを適切に分析し,論理的に説明する能力
・大学での学修・研究を基盤とした明確な研究展望
・社会生活に根ざした真摯な問題意識
・大学院における研究を社会に還元する意欲

【入学者選抜の基本方法】

 歴史学コースで学ぶ上で必要とされる日本史,東洋史,西洋史,考古学,美術史の基礎学力を,筆記試験と口 述試験に基づき評価します。

一般選抜

 筆記試験では,専門科目(日本史,東洋史,西洋史,考古学,美術史)と外国語科目(英語)を課し,専門分野 に関する基礎知識,論述力,外国語読解力を評価します。口述試験では,志望動機,研究内容,表現力を評価します。

社会人特別選抜

 筆記試験では,専門科目(日本史,東洋史,西洋史,考古学,美術史)を課し,専門分野に関する基礎知識, 論述力を評価します。口述試験では,志望動機,研究内容,表現力を評価します。

外国人留学生特別選抜

 筆記試験では,専門科目(日本史,東洋史,西洋史,考古学,美術史)を課し,専門分野に関する基礎知識, 論述力を評価します。口述試験では,志望動機,研究内容,表現力を評価します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 書類審査により、6年一貫教育プログラムのもとで行われた調査・研究状況、今後の研究展望、主体的に学ぼうとする意欲を評価します。

地理学コース

【教育理念】

 地理学コースでは,人文地理学,自然地理学,地誌学に加え,社会・経済・文化,環境問題,自然災害などに 関わる地域研究も視野に入れながら,人間活動と地域・環境との関係性を多面的に研究しています。上記の諸学問の理論を学ぶとともに,地域調査データや地理情報の高度な解析・分析手法,インタビューやアンケートによる調査方法などを身につけるための教育を行います。このような専門的な技術・知識を活かしつつ,地域が直面する諸問題を的確に把握し,その解決策を導き出すために多様な人々と協働して,主体的に研究を進めていく学生を育てます。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質と能力を有する学生を求めます。
・地理学(人文地理学,自然地理学,地誌学)に関する基礎的知識
・地域調査を自ら計画・実践する能力
・調査結果や文献などを適切に分析し,論理的に説明する能力
・大学での学修・研究を基盤とした明確な研究展望
・社会生活に根ざした真摯な問題意識
・大学院における研究を社会に還元する意欲

【入学者選抜の基本方法】

 地理学コースで学ぶ上で必要とされる基礎学力を,提出書類(研究計画書,あるいは本コースに関連する論文)および筆記試験,口述試験に基づき評価します。

一般選抜

 筆記試験では,専門科目(地理学)と外国語科目(英語)を課し,専門分野に関する基礎知識,論述力,外国語読解力を評価します。口述試験では,主体的に学ぼうとする意欲,研究計画,表現力を評価します。

社会人特別選抜

 筆記試験では,専門科目(地理学)を課し,専門分野に関する基礎知識,論述力を評価します。口述試験では,主体的に学ぼうとする意欲,研究計画,表現力を評価します。

外国人留学生特別選抜

 筆記試験では,専門科目(地理学)を課し,専門分野に関する基礎知識,論述力を評価します。口述試験では,主体的に学ぼうとする意欲,研究計画,日本語または英語によるコミュニケーション能力を評価します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 書類審査により、6年一貫教育プログラムのもとで行われた調査・研究状況、今後の研究展望、主体的に学ぼうとする意欲を評価します。

社会学コース

【教育理念】

 社会学コースは,人々のつながり(関係)とそのつながりを基礎とした仕組み(制度・構造)と,それらを持続あるいは変化させる媒体(文化・コミュニケーション)を研究対象としています。人間の多様性やグローバル社会への視座も重視しながら,高度で専門的な社会学的思考力と分析技法を習得します。さらに,社会学的な探究と関わりの深い文化人類学や,ジェンダー論,観光論,メディア論なども学びつつ,現代社会において解明すべき課題を自ら設定し,その課題に積極的かつ独創的に取り組む能力を身につけます。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質と能力を有する学生を求めます。
・社会学全般に関する基礎的知識
・資史料や文献を読み解くための語学力・分析力
・調査・分析,フィールドワークなどを行うための研究方法に関する経験・知識
・調査結果や文献などを適切に分析し,論理的に説明する能力
・大学での学修・研究を基盤とした明確な研究展望
・社会生活に根ざした真摯な問題意識
・大学院における研究を社会に還元する意欲

【入学者選抜の基本方法】

 社会学コースで学ぶ上で必要とされる社会学の基礎学力を,提出書類(研究計画書,あるいは本コースに関連する論文),および筆記試験,口述試験に基づき評価します。

一般選抜

 筆記試験では,専門科目(社会学)と外国語科目(英語)を課し,専門分野に関する基礎知識,論述力,外国語読解力を評価します。口述試験では,志望動機,研究計画,表現力を評価します。

社会人特別選抜

 筆記試験では,専門科目(社会学)を課し,専門分野に関する基礎知識,論述力を評価します。口述試験では,志望動機,研究計画,表現力を評価します。

外国人留学生特別選抜

 筆記試験では,専門科目(社会学)を課し,専門分野に関する基礎知識,論述力を評価します。口述試験では,志望動機,研究計画,表現力を評価します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 書類審査により、6年一貫教育プログラムのもとで行われた調査・研究状況、今後の研究展望、主体的に学ぼうとする意欲を評価します。

言語文化学専攻

【教育理念】

 言語文化学専攻には、日本・中国およびヨーロッパ・アメリカの言語や文学を専門とし、さまざまな方法で研究を行う教員が集っています。この多様性を活かして、例えば、日本近代文学を専門としつつ、フランス文学理論をあわせて学んだり、写本の一字一字を丹念に読む文献学的な方法と、コンピュータによるテクスト分析の方法を共に身につけるなどといった、自分の研究テーマをしっかりともち、かつ幅広い視野に立った研究にチャレンジする学生を求めます。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質と能力を有する学生を求めます。
・専門分野に関する基礎的知識
・資料や文献を読み解くための語学力
・調査結果や文献などを適切に分析し、論理的に説明する能力
・大学での学修・研究を基盤とした明確な研究展望
・社会生活に根ざした真摯な問題意識
・大学院における研究を社会に還元する意欲

【入学者選抜の方法】

 コースごとに、一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜、6年一貫教育プログラム特別選抜を実施します。大学院で学ぶために必要な専門知識や研究を計画し実施する能力を測るために、筆記試験と口述試験を行って選抜します。

日本アジア言語文化学コース

【教育理念】

 日本アジア言語文化学コースは、日本・中国の言語や文学作品を中心に、東アジアの言語文化を広く視野におさめながら研究するコースです。古代から現代にいたる日本語の歴史、上代文学、中古〜近世の物語・和歌・諸文芸、近現代文学、出版文化、さらには古典から現代におよぶ中国文学・中国語学など、研究領域は多岐にわたります。これらの諸領域について、確かな知識と調査・分析方法にもとづいた深い探求を行うとともに、領域横断的に考察を進め、独創的な知見を社会に発信する力を培います。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質と能力を有する学生を求めます。
・日本・中国の言語や文学に関する基礎的知識
・日本・中国を中心としたさまざまな時代や地域の資料や文献を読み解くための語学力
・調査結果や文献などを適切に分析し、論理的に説明する能力
・大学での学修・研究を基盤とした明確な研究展望
・社会生活に根ざした真摯な問題意識
・大学院における研究を社会に還元する意欲

【入学者選抜の基本方法】

 日本アジア言語文化学コースで学ぶ上で必要とされる日本あるいは中国の言語・文学に関する基礎学力を、提出書類(卒業論文あるいは研究計画書)および筆記試験、口述試験に基づき評価します。

一般選抜

 筆記試験では、専門科目(日本あるいは中国の言語・文学)を課し、専門分野に関する基礎知識、専門とする時代・地域の文献を読み解く力、論理的に思考し的確なことばで表現する力を測ります。口述試験では、主体的に学ぼうとする意欲、明確な研究展望、言語コミュニケーション能力を評価します。

社会人特別選抜

 筆記試験では、専門科目(日本あるいは中国の言語・文学)を課し、専門分野に関する基礎知識、専門とする時代・地域の文献を読み解く力、論理的に思考し的確なことばで表現する力を測ります。口述試験では、主体的に学ぼうとする意欲、明確な研究展望、言語コミュニケーション能力を評価します。

外国人留学生特別選抜

 筆記試験では、専門科目(日本あるいは中国の言語・文学)を課し、専門分野に関する基礎知識、専門とする時代・地域の文献を読み解く力、論理的に思考し的確なことばで表現する力を測ります。口述試験では、主体的に学ぼうとする意欲、明確な研究展望、日本語の理解・表現能力を評価します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 書類審査により、6年一貫教育プログラムのもとで行われた調査・研究状況、今後の研究展望、主体的に学ぼうとする意欲を評価します。

ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース

【教育理念】

 ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コースは、欧米の言語と文学作品を中心に、日本の言語文化との比較も視野に入れて、欧米の言語文化を研究するコースです。英語学・言語学、イギリス文学、アメリカ文学、ドイツ文学、フランス文学の五分野において、語学力を駆使して文献を読み解き、幅広い学際的な研究を進めます。欧米の多様な言語文化を研究することで培われた国際的な知見と判断力をもとに、社会における様々な課題を解決し、新たなものを創り出す能力を備えた人材を育成します。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質と能力を有する学生を求めます。
・英語学・言語学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学に関する基礎的知識
・英語、ドイツ語、フランス語で書かれた資料や文献を読み解くための語学力
・調査結果や文献などを適切に分析し、論理的に説明する能力
・大学での学修・研究を基盤とした明確な研究展望
・現代の多様で複雑な社会生活に根ざした真摯な問題意識
・研究で得た知見や能力をもとにして国際社会における新たな課題に取り組む意欲

【入学者選抜の基本方法】

 ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コースで学ぶ上で必要とされる英語、ドイツ語、フランス語の言語能力と、英語学・言語学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学の基礎学力を、提出書類(卒業論文あるいは研究計画書)および筆記試験、口述試験に基づき評価します。

一般選抜

 筆記試験では、専門科目(英語学・言語学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学)を課し、専門分野に関する基礎知識、専門に係わる言語で書かれた文献を読み解く力、論理的に思考し的確なことばで表現する力を測ります。口述試験では、志望動機、研究計画、社会に対する問題意識と課題に取り組む意欲、言語コミュニケーション能力を評価します。

社会人特別選抜

 筆記試験では、専門科目(英語学・言語学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学)を課し、専門分野に関する基礎知識、専門に係わる言語で書かれた文献を読み解く力、論理的に思考し的確なことばで表現する力を測ります。口述試験では、志望動機、研究計画、社会に対する問題意識と課題に取り組む意欲、言語コミュニケーション能力を評価します。

外国人留学生特別選抜

 筆記試験では、専門科目(英語学・言語学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学)を課し、専門分野に関する基礎知識、専門に係わる言語で書かれた文献を読み解く力、論理的に思考し的確なことばで表現する力を測ります。口述試験では、志望動機、研究計画、社会に対する問題意識と課題に取り組む意欲、言語コミュニケーション能力を評価します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 書類審査により、6年一貫教育プログラムのもとで行われた調査・研究状況、今後の研究展望、主体的に学ぼうとする意欲を評価します。

人間科学専攻

【教育理念】

 人間科学専攻は、哲学・思想、教育学、心理学、音楽教育学、身体文化学等の研究を通して、人間と人間の行動について広い視野から深く学ぶことを目的としています。教育学・人間学コースでは人間形成と人間存在に関わる幅広い事象について高度な専門教育と研究を行います。心理学コースでは人間の心と行動そして人間関係について、理論と実践の両方を視野に入れて高度な専門教育と研究を行います。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質と能力を有する学生を求めます。
・専門分野に関する基礎的知識
・資料や文献を読み解くための語学力
・資料の分析、実験や観察、フィールド調査などの研究方法に関する知識と能力
・調査結果や文献などを適切に分析し、論理的に説明する能力
・大学での学修・研究を基盤とした明確な研究展望
・社会生活に根ざした真摯な問題意識
・大学院における研究を社会に還元する意欲

【入学者選抜の方法】

 コースごとに、一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜、6年一貫教育プログラム特別選抜を実施します。大学院で学ぶために必要な専門知識や研究を計画し実施する能力を測るために、筆記試験と口述試験を行って選抜します。

教育学・人間学コース

【教育理念】

 教育学・人間学コースは、哲学・思想、教育学、音楽教育学、身体文化学の研究を通して、人間形成と人間存在に関わる幅広い事象について広い視野から深く学ぶことを目的としています。本コースでは、文献資料による理論的研究、観察・インタビュー・アンケート等の調査による実証的研究など、多様な研究方法を批判的に吟味しつつ活用します。現代社会における様々な人間の営みについて生き生きとした関心をもち、その問題点を原理的に探究するとともに創造的に克服していく、高度な専門的能力を身につけた学生を育てます。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質と能力を有する学生を求めます。
・哲学・思想、教育学、音楽教育学、身体文化学に関する基礎的知識
・資料や文献を読み解くための言語能力
・調査結果や文献などを適切に分析し、論理的に説明する能力
・大学での学修・研究を基盤とした明確な研究展望
・社会生活に根ざした真摯な問題意識
・大学院における研究を社会に還元する意欲

【入学者選抜の基本方法】

 教育学・人間学コースで学ぶ上で必要とされる専門分野(哲学・思想、教育学、音楽教育学、身体文化学のいずれか)の学力を、筆記試験と口述試験に基づき評価します。

一般選抜

 筆記試験では、専門科目(哲学・思想、教育学、音楽教育学、身体文化学のいずれかを選択)と外国語科目(英語)を課し、専門分野に関する基礎的知識、論述力、外国語読解力を評価します。口述試験では、志望動機、研究計画、表現力を評価します。

社会人特別選抜

 筆記試験では、専門科目(哲学・思想、教育学、音楽教育学、身体文化学のいずれかを選択)を課し、専門分野に関する基礎的知識、論述力を評価します。口述試験では、志望動機、研究計画、表現力を評価します。

外国人留学生特別選抜

 筆記試験では、専門科目(哲学・思想、教育学、音楽教育学、身体文化学のいずれかを選択)を課し、専門分野に関する基礎的知識、論述力を評価します。口述試験では、志望動機、研究計画、日本語でのコミュニケーション能力を評価します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 書類審査により、6年一貫教育プログラムのもとで行われた調査・研究状況、今後の研究展望、主体的に学ぼうとする意欲を評価します。

心理学コース

【教育理念】

 心理学コースは、人間科学諸分野と連携し、人間の心と行動そして人間関係について理論と実践の両方を視野に入れて、高度な専門教育と研究を行います。コースの学生は、人間と社会の現実を見据えた規範的判断力と論理的思考そして高度な専門知識の学修に基づいて、観察、面接、質問紙、あるいは、実験による研究を自身で主体的・対話的に行います。それを通して、心理学における分析力、構想力、検証力、活用力、実践力を養います。選択履修可能な公認心理師養成課程もあります。基礎学術、応用、産業等における研究者、企業、行政、文化等における高度専門職業人、あるいは、教育、医療・保健、社会福祉、司法・矯正等における高度専門職業人として、他者と対話・協働しながら現場をリードする人材を育成します。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質と能力を有する学生を求めます。
・心理学分野に関する基礎的知識
・心理学における海外学術誌の研究論文を読み解くための英語の読解力
・フィールド観察、面接調査、質問紙調査、実験などの研究方法と心理統計学の基礎に関する知識と能力
・観察、調査、実験の結果や文献などを適切に分析し、論理的に説明する能力
・大学での学修・研究を基盤とした明確な研究展望
・社会生活に根差した真摯な問題意識と対話的協働性
・大学院における研究を社会に還元する意欲

【入学者選抜の基本方法】

 一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜、6年一貫教育プログラム特別選抜を実施します。大学院の心理学コースでより高度な心理学を学ぶために必要な、専門知識と研究能力を測るための筆記試験と口述試験をそれぞれ個別に行って選抜します。

一般選抜

 筆記試験では、心理学の英語文献の読解力、心理学の研究法と統計法の基礎的な知識と論理的思考力、心理学の諸概念や用語についての基礎的知識を評価します。口述試験では、出願書類に基づいて質疑を行い、志望理由、学習意欲、将来展望、研究計画、論理的思考力、規範的判断力、対話的コミュニケーション能力を評価します。

社会人特別選抜

 筆記試験では、心理学の英語文献の読解力、実社会の問題や課題とその解決への心理学的な観察力・思考力・論述力、心理学の諸概念や用語についての基礎的知識を評価します。口述試験では、出願書類に基づいて質疑を行い、志望理由、学習意欲、将来展望、研究計画、論理的思考力、規範的判断力、対話的コミュニケーション能力を評価します。

外国人留学生特別選抜

 筆記試験では、心理学の英語文献の読解力、心理学の研究法と統計法の基礎的な知識と論理的思考力、心理学の諸概念や用語についての基礎的知識を評価します。口述試験では、出願書類に基づいて質疑を行い、志望理由、学習意欲、将来展望、研究計画、論理的思考力、規範的判断力、対話的コミュニケーション能力を評価します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 書類審査により、6年一貫教育プログラムのもとで行われた調査・研究状況、今後の研究展望、主体的に学ぼうとする意欲を評価します。

食物栄養学専攻

【教育理念】

 本専攻は、病気を予防し、健康を維持・増進する食生活を実現するために、現代の食に関わる多様な問題について研究・教育することを目的とします。したがって、広い視野に立ちこの分野に対する意欲的な研究マインドを持つ学生を望みます。

【求める学生像】

(1)一定の科学的知識を備えている
(2)食物栄養学において将来の科学的展望を切り開いていこうとする意欲がある
(3)科学論文を理解する語学力と読解力がある

【入学者選抜の方法】

 上記の【求める学生像】で示す能力等を有する人を多面的・総合的に評価するため、以下の方法により選抜します。

一般選抜

 食物栄養学の各分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFL、TOEIC、もしくは英語の筆記試験)、および口述試験の成績、ならびに出身大学等の発行する成績証明書を総合して判定します。

社会人特別選抜

 食物栄養学の各分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFL、TOEIC、もしくは英語の筆記試験)、および口述試験の成績、出身大学等の発行する成績証明書、ならびに任意で提出された研究論文等を総合して判定します。

外国人留学生特別選抜

 食物栄養学の各分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFL、TOEIC、もしくは英語の筆記試験)、および口述試験の成績、出身大学等の発行する成績証明書、ならびに任意で提出された日本語能力確認書類を総合して判定します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 6年一貫教育プログラムにおける成績を用いた書類審査により判定します。

心身健康学専攻

【教育理念】

 心身健康学専攻は、心と身体の健康と人間を取り巻く環境との相互作用について学び、高度な科学研究の成果を応用して健康で安全な生活を実現するための知識と技能を身につけた人材の育成を目的としています。これらの知識や技能を身につけるために,3つのコース(生活健康学コース、スポーツ科学コース、臨床心理学コース)を設け、それぞれの視点からより深く研究教育を行います。高い専門性を保ちながら、幅広い視点で健康や生活のあり方について考え、よりよい生き方や環境のあり方を提案することにより社会に貢献できる人材を育成することを教育理念としています。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、心身健康学専攻は次のような資質および意欲をもつ学生を求めます。
(1)身近な生活環境、社会環境、生活習慣と心身の健康との関連を深く探究しようとする学生。
(2)個々の学問領域の基礎となる専門知識を有し、新たな認識・知識の獲得に意欲的な学生。
(3)心と身体の健康に関する知識を総合的に学び、高度な専門的知識を再構築する意欲ある学生。
(4)幅広い事業分野で専門職業人として、女性リーダーとして社会貢献を目指す学生。
(5)さまざまな分野で国際社会に貢献することを目指す学生。

【入学者選抜の方法】

 上記の【求める学生像】で示す能力等を有する人を多面的・総合的に評価するため、コース毎に入学試験科目を設定します。

生活健康学コース

【教育理念】

 生活環境、生活習慣が生体機能に及ぼす影響について学び、健康で安全な生活の創造に役立つ知識と技能を身につけた人材を育成します。研究・教育を通じて科学的で論理的な考え方を身につけた応用力の高い人材の育成を行ないます。

【求める学生像】

(1)生活環境や生活習慣と生体機能との連関を探究しようとする学生。
(2)自然科学的な基礎知識、特に生理学、生化学、神経科学等の専門知識を有し、新たな認識・知識の獲得に意欲的な学生。
(3)心と身体の健康に関する知識を総合的に学び、高度な専門的知識を再構築する意欲ある学生。
(4)自らの研究を世界に発信する意欲ある学生。
(5)幅広い事業分野で専門職業人・研究者として、国内外で社会貢献を目指す学生。

【入学者選抜の基本方法】

一般選抜

 コースの専門分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)、および口述試験の成績、ならびに出身大学等の発行する成績証明書を総合して判定します。

社会人特別選抜

 コースの専門分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)、および口述試験の成績、ならびに出身大学等の発行する成績証明書を総合して判定します。

外国人留学生特別選抜

 コースの専門分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)、および口述試験の成績、ならびに出身大学等の発行する成績証明書および任意で提出された日本語能力確認書類を総合して判定します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 6年一貫教育プログラムにおける成績を用いた書類審査により判定します。

スポーツ科学コース

【教育理念】

 スポーツ科学の高度な専門的知識について学び、豊かな人間性とリーダーシップを備え、社会の発展に貢献できる人材を育成します。研究・教育を通じて科学的で論理的な考え方を身につけた応用力の高い人材の育成を行います。

【求める学生像】

(1)生活環境や社会環境と身体、運動、スポーツ行動との関連を探究しようとする学生。
(2)人文科学・社会科学・自然科学の学際的視点からスポーツ科学、体育学に関する専門知識を有し、新たな認識・知識の獲得に意欲的な学生。
(3)心と身体の健康に関する知識を総合的に学び、高度な専門的知識を再構築する意欲ある学生。
(4)スポーツ科学の専門職業人として、女性リーダーとなり社会貢献を目指す学生。
(5)スポーツ科学の専門家、研究者として、国内外での貢献を目指す学生。

【入学者選抜の基本方法】

一般選抜

 スポーツ科学の「専門科目」の筆記試験(英語を含む)、および口述試験の成績、ならびに出身大学等の発行する成績証明書、研究希望調書などを総合して判定します。

社会人特別選抜

 スポーツ科学の「専門科目」の筆記試験(英語を含む)、および口述試験の成績、ならびに出身大学等の発行する成績証明書および研究希望調書などを総合して判定します。

外国人留学生特別選抜

 スポーツ科学の「専門科目」の筆記試験(英語を含む)、および口述試験の成績、ならびに出身大学等の発行する成績証明書、研究希望調書、および任意で提出された日本語能力確認書類などを総合して判定します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 6年一貫教育プログラムにおける成績を用いた書類審査により判定します。

臨床心理学コース

【教育理念】

 大学教育で培ってきた臨床心理学に関する専門的な知識や科学的研究方法を基礎に、臨床心理学についてのさらに高度な専門性や実践力を身につけることで、こころの健康という観点から社会に貢献することができる人材を育成します。

【求める学生像】

(1)生活環境や社会環境と心の健康との関連を探究しようとする学生。
(2)臨床心理学に関する専門知識を有し、新たな認識・知識の獲得に意欲的な学生。
(3)心と身体の健康に関する知識を総合的に学び、高度な専門的知識を再構築する意欲ある学生。
(4)さまざまな分野における臨床心理学の専門職業人として、女性リーダーとなり社会貢献を目指す学生。
(5)心の問題の専門家、研究者として、国内外での貢献を目指す学生。

【入学者選抜の基本方法】

一般選抜

 臨床心理学の「専門科目」の筆記試験(英語を含む)、および口述試験、ならびに出身大学等の発行する成績証明書、研究希望調書などを総合して判定します。

社会人特別選抜

 臨床心理学の「専門科目」の筆記試験(英語を含む)、および口述試験、ならびに出身大学等の発行する成績証明書および研究希望調書などを総合して判定します。

外国人留学生特別選抜

 臨床心理学の「専門科目」の筆記試験(英語を含む)、および口述試験、ならびに出身大学等の発行する成績証明書、研究希望調書、および任意で提出された日本語能力確認書類などを総合して判定します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 6年一貫教育プログラムにおける成績を用いた書類審査により判定します。

情報衣環境学専攻

【教育理念】

 情報衣環境学専攻は次の3点を基本理念の柱とします。衣の観点から快適・健康・安全で質の高い生活環境を創り出すために必要な新しい技術開発や諸問題の研究に取り組める指導的人材を育成すること。そして、現代社会のICT環境を構成しつつあるライフ・コンピューティングの観点から生活環境を改善する技術を開発し社会に発信できる人材を育成すること。さらに双方の融合した先端学際領域で活躍できる人材を育成すること。これらの理念を実現するために、衣環境学コースおよび生活情報通信科学コースにおいて、多岐多様な分野に関する最先端の研究教育を行っています。

【求める学生像】

 本専攻は衣環境学と生活情報通信科学を軸とする生活環境科学の多様な教育研究を行っています。従来の科目区分の枠に収まらない学際的な研究分野に興味を持ち、安全で快適な衣環境設計やライフ・コンピューティングの展開に積極的に関わる意欲のある学生を歓迎します。専門分野の研究を十分に行うために英語の能力も必要です。以上の点に関して十分な知識を習得していることを期待します。さらに6年一貫で進学する学生に期待します。

【入学者選抜の方法】

 コース毎に入学試験科目を設定し、その成績に基づき総合的に判断して合格者を決定します。

衣環境学コース

【教育理念】

 本コースは、健康で快適かつ安全な生活の在り方を実現するために、物質科学、環境科学、分析科学の原理や技術に基づき、衣環境学に関連する分野について研究・教育することを目的とします。したがって、広い視野に立ちこの分野に対する意欲的な探求心を持つ学生を望みます。

【求める学生像】

(1)物理、化学、数学の基礎学力や一定の科学的知識を備えている。
(2)衣環境学分野において将来の科学的展望を切り開いていこうとする意欲がある。
(3)学術論文を理解する語学力と読解力がある。

【入学者選抜の基本方法】

 上記の【求める学生像】で示す能力等を有する人を多面的・総合的に評価するため、以下の方法により選抜します。

一般選抜

 衣環境学分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)、および口述試験の成績、ならびに出身大学等の発行する成績証明書を総合して判定します。

社会人特別選抜

 衣環境学分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)、および口述試験の成績、出身大学等の発行する成績証明書、ならびに任意で提出された研究論文等を総合して判定します。

外国人留学生特別選抜

 衣環境学分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)、および口述試験の成績、出身大学等の発行する成績証明書、ならびに任意で提出された日本語能力確認書類を総合して判定します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 6年一貫教育プログラムにおける成績を用いた書類審査により判定します。

生活情報通信科学コース

【教育理念】

 生活情報通信科学コースではライフ・コンピューティングに関する様々な課題に主体的に取り組める人材を育成します。すなわち、現在の生活環境から問題を発見し、その解決方法を模索し、新たな手法を考案・開発し、それを社会に発信できるような人材の育成です。具体的な分野として、コンピュータシステム、人工知能、数値解析、ソフトウェア工学等から生活環境をよりよくするための意欲のある研究者技術者を社会に輩出します。

【求める学生像】

 生活情報通信科学コースではプログラミングやコンピュータシステム、情報理論等の情報科学の基礎を習得していることに加え、専門分野の研究を行うために英語の能力も必要となります。さらにライフ・コンピューティング等に代表される従来の情報科学の科目区分に収まらない研究分野に興味を持ち、新しい分野の展開に積極的に関わる意欲ある学生を歓迎します。

【入学者選抜の基本方法】

 上記の【求める学生像】で示す能力等を有する人を多面的・総合的に評価するため、以下の方法により選抜します。

一般選抜

 情報科学分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」の筆記試験、および口述試験の成績、ならびに出身大学等の発行する成績証明書を総合して判定します。

推薦選抜

 研究内容に関して口頭発表および質疑応答を行う口述試験の成績と推薦書などの提出書類を総合して判定します。

社会人特別選抜

 情報科学分野から出題する「小論文」の筆記試験および口述試験の成績、出身大学等の発行する成績証明書、ならびに任意で提出された研究論文等を総合して判定します。

外国人留学生特別選抜

 情報科学分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」の筆記試験、および口述試験の成績、出身大学等の発行する成績証明書、ならびに任意で提出された日本語能力確認書類を総合して判定します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 6年一貫教育プログラムにおける成績を用いた書類審査により判定します。

住環境学専攻

【教育理念】

 住環境学専攻では、人間の日常的な生活環境から地球環境に関わる諸問題を、生活の視点から総合的に捉えて、問題を解決する能力を養います。そして、社会が求めている安全で安心できる住まい、かつ快適で魅力的な住環境という要請に応えて、計画・設計を創造提案し、それらを維持・管理できる高度な専門的知識を備えた人材を育成することを教育理念としています。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような資質や能力がある学生を求めます。
(1)専門分野に関する基礎知識のある人
(2)住居の内外での生活や住環境のあり方を考える問題意識のある人
(3)さまざまな生活を容れる居住空間や住環境を計画・デザインすることへの強い関心のある人
(4)専門領域において課題・問題を見出し解決する能力のある人
(5)調査・分析、実験、フィールドワークなどを行う研究方法に関する経験や知識のある人
(6)大学院における研究を広く社会に還元する意欲のある人

【入学者選抜の方法】

 上記の【求める学生像】で示す能力等を有する人を多面的・総合的に評価するため、以下の方法により選抜します。

一般選抜

 住環境学専攻の各分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)、口述試験、ならびに出身大学等の発行する成績証明書を総合して判定します。

社会人特別選抜

 住環境学専攻の各分野から出題する「専門科目」の筆記試験、口述試験、出身大学等の発行する成績証明書、ならびに任意で提出された研究論文等を総合して判定します。

外国人留学生特別選抜

 住環境学専攻の各分野から出題する「専門科目」の筆記試験、口述試験、出身大学等の発行する成績証明書、ならびに任意で提出された日本語能力確認書類を総合して判定します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 6年一貫教育プログラムにおける成績を用いた書類審査により判定します。

生活文化学専攻

【教育理念】

 男女共同参画、環境保護、高齢化、少子化など、現代の生活に関わる課題は極めて多様です。本専攻では社会科学と人文科学にまたがる教育カリキュラムを用意し、身近なところから問題を掘り起こす課題発見能力、諸問題の複雑な相互連関まで含めて明らかにする論理的分析力、研究を現実社会への提言に結びつけることのできる応用力をあわせ持った、真に社会に貢献できる人材の育成に努めます。

【求める学生像】

(1)家庭生活を中心とする人間的スケールから生活環境のあり方を考えるということに、強い興味と関心を持つ学生を求めています。
(2)社会科学、人文科学の分析視角を創造的に融合させることによって、身近な「世界」の中に、新たな認識・知識を発見していくことに対して意欲的な学生を、文系・理系を問わず歓迎します。

【入学者選抜の方法】

 上記の【求める学生像】で示す能力等を有する人を多面的・総合的に評価するため、以下の方法により選抜します。

一般選抜

 生活文化学の各分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)、および口述試験の成績、ならびに出身大学等の発行する成績証明書を総合して判定します。

社会人特別選抜

 生活文化学の各分野から出題する「専門科目」の筆記試験、および口述試験の成績、出身大学等の発行する成績証明書、ならびに任意で提出された研究論文等を総合して判定します。

外国人留学生特別選抜

 生活文化学の各分野から出題する「専門科目」の筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)、および口述試験の成績、出身大学等の発行する成績証明書、ならびに任意で提出された日本語能力確認書類を総合して判定します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 6年一貫教育プログラムにおける成績を用いた書類審査により判定します。

生活工学共同専攻

【教育理念】

 本専攻では、安全・安心で豊かな未来の社会・生活を創造すべく、人間生活における諸課題を柔軟に捉え、生活に根ざした生活者の視点を工学手法に融合させることで研究を展開できる能力を有する女性人材の育成を目的とします。そのために、生活に関連する諸課題を生活者の視点に立ち、工学諸分野の基礎から応用までを幅広く学ぶことで、新たな分野である生活工学を創出することを目指した教育研究を展開します。

【求める学生像】

(1)人間と生活環境に関わる現実的諸課題に強い関心を有する人
(2)生活工学的視点をもって課題解決に取り組む意欲・能力を有する人
(3)研究成果の提案・還元を通じて社会貢献する高い志を有する人

【入学者選抜の方法】

 上記の【求める学生像】で示す能力等を有する人を多面的・総合的に評価するため、以下の方法により選抜します。

一般選抜

 専門分野に関する筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)および生活工学的視点や諸課題に関する関心等に関する口述試験の結果を総合して判定します。

社会人特別選抜

 専門分野に関する筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)および生活工学的視点や諸課題に関する関心等や社会人経験に関する口述試験の結果を総合して判定します。

外国人留学生特別選抜

 専門分野に関する筆記試験、「英語」(TOEFLもしくはTOEIC)および生活工学的視点や諸課題に関する関心等や社会人経験に関する口述試験の結果、日本語あるいは英語でのコミュニケーション能力を総合して判定します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 6年一貫教育プログラムにおける成績を用いた書類審査と面接により判定します。

数物科学専攻

【教育理念】

 数物科学専攻は、社会のグローバル化、価値観の多様化、予測不能な自然・社会現象に対応できる広い視野と多様な価値観を持ち、高い水準の数学と物理学の専門知識を備えるとともに、その知識を社会の中で自らが置かれた立場に応じて継承し発展させることができる人材を育成することを目的としています。
 この目的に沿って、数物科学専攻には、数学コース、物理学コースおよび数物連携コースの三つのコースを設けています。数学コースでは自然科学の知識と応用を背景に、高度な数学的思考力を涵養し、諸現象の中に潜む数学的構造を究明し、合理的に問題を解決できる人材を、物理学コースでは、宇宙から極微の世界にわたる様々な自然現象を理解するための知識と物理的思考法に加え、最先端の研究に関わる計算・計測技術を活用し、現代の高度化した科学技術の幅広い分野で活躍できる人材を、数物連携コースでは、高度な数学、物理学、情報科学の連携教育を行なうことで、幅広い問題解決力を有した人材を育成することを目指します。

【求める学生像】

 上記の教育理念に基づき、下記のような素養・意欲を持つ学生を求めます。
・数学や物理学に興味を抱き、その内容を深く学びたいと希望する学生
・数学や物理学の学習を通じて得られた知識、技術や方法論を用いて、将来社会において広く活躍する意欲のある学生
・さまざまな自然現象や社会現象の中に隠れている原理について強い好奇心を持ち、それに対して理論的あるいは実験的につきつめて明らかにしようとする探究心を持つ学生
 数物科学専攻を希望する学生は、学部で履修する数学や物理学の基礎をしっかり身につけていることが必要です。それとともに、自然科学全般の基礎的素養とグローバルに活躍するために必須な語学力が必要です。

【入学者選抜の方法】

 「求める学生像」にふさわしい入学者を選抜するため、実施する試験の成績および出願書類等を総合して評価します。

一般選抜

 大学で修得しておくべき専門の基礎学力と大学院の専攻において学ぶ上で必要となる基礎学力を評価するために、各コースで、7月の入試では専門に関する筆記試験と口述試験を、1月の入試では口述試験のみを課し、その結果と出願書類とを総合的に判断して合否を判定します。

推薦選抜

 研究意欲が強く専門分野において高い学力と優れた資質を持つ学生を対象とした入試で、各コースで、大学の成績を基準にした推薦にもとづき、口述試験を行います。その結果と出願書類とを総合的に判断して合否を判定します。

社会人特別選抜

 社会経験を経たのちにさらに専門分野を深く学びたいという意欲があり、2年以上の社会経験を経た者を対象として行います。各コースで、研究計画書等の出願書類と筆記試験・口述試験を総合的に判断して合否を判定します。

外国人留学生特別選抜

 外国人留学生を対象とした入試で、各コースで、最終学校の成績等の出願書類と筆記試験・口述試験を総合的に判断して合否を判定します。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 学部・大学院6年一貫教育プログラムに選抜された者に対する特別選抜で、出願書類と口述試験の成績により合否を判定します。

数学コース

【教育理念】

 数学コースでは、現代数学の基礎をもとにして、現代数学の先端を学び、より高度な専門性を身につけることを目指します。そのうえで、数学的本質をより深く理解し、複雑な対象を高度な数学的思考力で分析し、解明する能力を身につけることができるようになります。これらの能力は、現代の知識基盤社会におけるすべての領域において必要かつ重要となるものです。数学と物理学の分野横断的科目も履修することにより、広い視野から自然現象を数学的に理解することができます。

【求める学生像】

 数学コースでは、数学という学問分野に深く興味をもち、自然現象や現代社会における本質を見極めたいという知的好奇心や探求心にあふれた学生を求めます。数学コースを希望する学生は、大学で学んだ現代数学の基礎をしっかりと身につけておくことが望まれます。また、さまざまな自然現象や社会現象に関心をもっていること、語学力をしっかり身につけておくことも望まれます。

【入学者選抜の基本方法】

 「求める学生像」にふさわしい入学者を選抜するため、実施する試験の成績および出願書類等を総合して評価します。
 試験では主に大学で学んだ現代数学の基礎の理解度を評価します。この結果と出願書類を総合して合否を判定します。一般選抜の7月入試では、筆記試験(数学)と口述試験を、1月入試では口述試験のみを課します。推薦選抜では口述試験を課します。外国人留学生特別選抜では、筆記試験(数学)と口述試験を課します。社会人特別選抜では、筆記試験(数学)と口述試験を課します。6年一貫教育プログラム特別選抜では、学部・大学院6年一貫教育プログラムに選抜された者に対し、出願書類と口述試験の成績により合否を判定します。

物理学コース

【教育理念】

 物理学は、素粒子や原子核といった物質を構成する極微の世界から、原子・分子といったミクロな粒子とそれらの集合体である身のまわりの物質、そして天体、宇宙に至るまで、いわば自然界全体を研究対象としています。そのような広がりに加えて、現代の物理学は急速に高度化と多様化が進んでいます。そのため、物理コースでは、博士前期課程で修得すべき基礎的な知識を幅広く学べるカリキュラムを設定して、それぞれの分野で基本となる知識や応用力を培うことを目指しています。また、物理学コースの最先端の研究活動に参加し、そこで様々な経験を積むことにより、専門を深く理解できるようになるとともに、将来科学技術の幅広い分野で活躍できる能力とスキルを身につけることができます。

【求める学生像】

 上記のような考えに基づき、下記のような素養・意欲を持つ学生を求めます。
 ・物理学という学問に興味を持ち、自然界に見られる様々な現象を理論的・実験的に解明したいという知的好奇心と探究心にあふれた人
 ・学部で学ぶ数学や、物理学をはじめとする自然科学の基礎をしっかり身につけているとともに、専門をさらに深く学び、レベルアップしたいという意欲のある人
 ・物理学の学習を通じて得られた知識、技術や方法論を用いて、将来、専門的な職業に就くことにより社会で活躍することを目指す人
 本コースを希望する学生は、入学時までに、数学、物理学だけでなく、自然科学全般の基礎的素養とともに、グローバルに活躍するために必須な語学の素養を身につけておくことを希望します。

【入学者選抜の基本方法】

 「求める学生像」にふさわしい入学者を選抜するため、実施する試験の成績および出願書類等を総合して評価します。
 物理学の基礎科目の筆記試験と口述試験を課し、これらの結果と出願書類を総合して合否を判定します。一般選抜の7月入試では、筆記試験(物理)と口述試験を、1月入試では口述試験のみを課します。推薦選抜では、口述試験を課します。外国人留学生特別選抜では、筆記試験(物理)と口述試験を課します。社会人特別選抜では、筆記試験(物理)と口述試験を課します。6年一貫教育プログラム特別選抜では、学部・大学院6年一貫教育プログラムに選抜された者に対し、出願書類と口述試験の成績により合否を判定します。

数物連携コース

【教育理念】

 現代においては、複雑な様相を呈する社会や自然の変動、知識基盤社会のますますの高度化によって、様々な課題が次々と現れています。数物連携コースでは、数学、物理学のいずれかの分野を学習して深く理解し、それとともに他方の分野の方法論を学習することにより、これらの課題を正しく認識し、その解決方法を見出すことができ、グローバルに活躍できる理系女性リーダーの育成を目的としています。

【求める学生像】

 上記のような考えに基づき、下記のような素養・意欲を持つ学生を求めます。
・数学と物理学に興味を抱き、その基本的内容をバランスよく学習する意欲のある人
・数学と物理学のいずれかの分野を深く探求するとともに、もう一方の分野についても、高度な学問的内容や方法論を習得する意欲のある人
・数学と物理学の学習を通じて得られた知識、技術や方法論を用いて、多様な課題を解決し、グローバルに活躍する情熱と意欲のある人
 本コースを希望する学生は、入学時までに、数学、物理学だけでなく、自然科学全般の基礎的素養とともに、グローバルに活躍するために必須な語学の素養を身につけておくことを希望します。

【入学者選抜の基本方法】

 「求める学生像」にふさわしい入学者を選抜するため、実施する試験の成績および出願書類等を総合して評価します。
 数学または物理学の基礎科目の筆記試験と口述試験を課し、これらの結果と出願書類を総合して合否を判定します。一般選抜の7月入試では筆記試験(数学または物理)と口述試験を、1月入試では口述試験のみを課します。推薦選抜では、口述試験を課します。外国人留学生特別選抜では、筆記試験(数学または物理)と口述試験を課します。社会人特別選抜では、筆記試験(数学または物理)と口述試験を課します。6年一貫教育プログラム特別選抜では、学部・大学院6年一貫教育プログラムに選抜された者に対し、出願書類と口述試験の成績により合否を判定します。

化学生物環境学専攻

【教育理念】

 化学生物環境学専攻では、化学、生物、環境科学の学問領域が連携した研究・教育活動を推進し、物質や生物およびそれらを取り巻く自然環境を総合的にとらえることができる広い視野と正しい倫理観、正確な知識、論理的思考能力をもち、自発的かつ協調的に問題の発掘と解決に取り組むことのできる理系女性人材の育成を目指します。

【求める学生像】

 化学生物環境学専攻では、自然科学全般に興味を持ち、所属するコースで高度に専門的で実践的な研究教育を通して専門知識を修得し、自ら問題点を発掘して思考し解決する能力を身につけ、将来は社会において広く活躍する意欲のある学生の入学を求めます。そのためには、大学の学部において数学や自然科学、あるいは工学や農学など理系の基礎および専門知識を修得していること、実験や実習、演習、卒業研究やセミナーなどを通して問題発掘とその解決に向けた取り組みについて経験を積んでいることが必要です。最先端の科学を研究する上で英語は必要不可欠ですので、英語について十分な能力を備えていることを望みます。また、論理的な日本語で表現するためのコミュニケーション能力も必要です。

【入学者選抜の方法】

 「求める学生像」にふさわしい入学者を選抜するため、各コースで実施する試験の成績および出願書類等を総合して評価します。

一般選抜

 大学で修得しておくべき専門の基礎学力と大学院の専攻において学ぶ上で必要となる基礎学力を評価するために、専門に関する筆記試験と口述試験、または口述試験のみを課し、その結果と出願書類とを総合的に判断して合否を判定します。TOEIC・TOEFLの点数も判定に用います。

推薦選抜

 研究意欲が強く専門分野において高い学力と優れた資質を持つ学生を対象とした入試で、各コースで、大学の成績を基準にした推薦にもとづき、口述試験を行います。その結果と出願書類とを総合的に判断して合否を判定します。化学コースではTOEIC・TOEFLの点数も判定に用います。

社会人特別選抜

 社会経験を経たのちにさらに専門分野を深く学びたいという意欲があり、2年以上の社会経験を経た者を対象として行います。各コースで、研究計画書等の出願書類、筆記試験・口述試験((または口述試験のみ)を総合的に判断して合否を判定します。TOEICTOEFLの点数も判定に用います。

外国人留学生特別選抜

 外国人留学生を対象とした入試で、各コースで、最終学校の成績等の出願書類、筆記試験・口述試験(または口述試験のみ)を総合的に判断して合否を判定します。TOEIC・TOEFLの点数も判定に用います。

6年一貫教育プログラム特別選抜

 学部・大学院6年一貫教育プログラムに選抜された者に対する特別選抜で、出願書類、口述試験の成績により合否を判定します。化学コースではTOEIC・TOEFLの点数も判定に用います。

化学コース

【教育理念】

 21世紀の化学の先端分野では、様々な自然科学分野との融合による新しい学問領域の創出が活発に行われています。このような状況にあって、大学院博士前期課程で修得すべき基礎的知識の多様化や高度化が急速に進んでいます。そこで化学コースでは、化学およびその周辺分野を幅広く網羅したカリキュラムを設定し、高度な現代化学を明解に説き起こすことによって、基盤的な知識や思考力を培うことを目指しています。さらに、化学コースの先端的な学術研究に参画し、その経験を通じて化学および関連科学技術分野で活躍できるスキルや柔軟な応用力を身につけることができます。

【求める学生像】

 上記の教育理念にもとづき、次のような学生を求めます。
・化学の視点に立った自然科学の知的探究に興味をもち、学術的な課題を自ら発掘し解決する能力の伸長に意欲的に取り組む人
・大学の学部において数学、物理、化学の基礎知識を習得し、化学の実験や実習、演習、卒業研究やセミナーなどを通して化学の探究に必要な基本的な知識やスキルを身につけている人
・化学の研究に必要な英語の基礎力を有している人
・習得した化学上の専門的な知識や能力を生かして、将来高度に専門的な職業に就くことにより社会で活躍することを望む人

【入学者選抜の基本方法】

 「求める学生像」にふさわしい入学者を選抜するため、実施する試験の成績および出願書類等を総合して評価します。
 一般選抜では、筆記試験(化学の基礎問題)と口述試験(7月入試)、または口述試験のみ(1月入試)を課します。推薦選抜では、口述試験を課します。外国人留学生特別選抜では、筆記試験(化学の基礎問題)と口述試験(7月入試)、または口述試験のみ(1月入試)を課します。社会人特別選抜では、筆記試験(化学の基礎問題)と口述試験(7月入試)、または口述試験のみ(1月入試)を課します。6年一貫教育プログラム特別選抜では、学部・大学院6年一貫教育プログラムに選抜された者に対し、出願書類および口述試験の成績により合否を判定します。いずれの選抜においてもTOEIC・TOEFLのスコアを点数化し、判定に用います。

生物科学コース

【教育理念】

 生物科学コースでは、生物科学を中心とした自然科学に関する正確で高度な専門知識、それを自発的・持続的にアップデートできる能力、論理的思考能力に加え、健全な倫理観を身につけ、高いコミュニケーション能力をもって社会の発展に主体的に関わることのできる人材の育成を目指しています。

【求める学生像】

 生物科学コースでは、上記の教育目標を十分に理解した上で、本コースで得られる自然科学に関する高度な知識や能力を将来、医学、食品化学、製薬、農学、環境科学などの諸分野で活かしたいという情熱と意欲のある学生を望んでいます。入学時までには、下記のような知識・能力を身につけておくことを希望します。
・大学の学部等において学修する数学や自然科学など理系の基礎および専門知識
・現代の自然科学を学修するうえで必要な英語の能力
・大学院における研究指導・教育を受けるために必要な言語的コミュニケーション能力

【入学者選抜の基本方法】

 「求める学生像」にふさわしい入学者を選抜するため、実施する試験の成績および出願書類等を総合して評価します。
 一般選抜では、筆記試験(生物科学)と口述試験を課します。推薦選抜では、口述試験を課します。外国人留学生特別選抜では、筆記試験(生物科学)と口述試験を課します。社会人特別選抜では、筆記試験(生物科学)と口述試験を課します。6年一貫教育プログラム特別選抜では、学部・大学院6年一貫教育プログラムに選抜された者に対し、出願書類および口述試験の成績により合否を判定します。推薦選抜、6年一貫教育プログラム特別選抜を除く選抜ではTOEIC・TOEFLのスコアを点数化し、判定に用います。

環境科学コース

【教育理念】

 人類が直面するさまざまな環境問題を自然科学が関係する問題として理解し、対策を講じるためには、細分化された学問領域にとらわれない広範囲の知識と理解力、思考力が必要です。環境科学コースでは、分野横断的な自然科学の知識と技能を身に着け、環境問題の解決に貢献できる国際的な人材を育成することを目指しています。

【求める学生像】

 本コースの教育理念を理解した上で、環境問題にかかわる自然現象一般に強い好奇心を持ち、環境問題の解明や解決に貢献したいという情熱と意欲のある学生を望んでいます。入学時までに、以下のような能力を身につけておくことを希望します。
・大学の理系学部における教養および専門教育を修了した程度の基礎学力、論理的な思考能力とコミュニケーション能力を備えている。
・実験や実習、演習、卒業研究やセミナーなどを通して、問題発掘とその解決に向けた取り組みについて経験を積んでいる。
・環境科学の研究に必要な英語の基礎能力を備えている。

【入学者選抜の基本方法】

 「求める学生像」にふさわしい入学者を選抜するため、実施する試験の成績および出願書類等を総合して評価します。
 一般選抜、推薦選抜、外国人留学生特別選抜、社会人特別選抜では、口述試験を課します。6年一貫教育プログラム特別選抜では、学部・大学院6年一貫教育プログラムに選抜された者に対し、出願書類および口述試験の成績により合否を判定します。推薦選抜、6年一貫教育プログラム特別選抜を除く選抜ではTOEIC・TOEFLのスコアを点数化し、判定に用います。

【博士後期課程】

人文科学専攻

【教育理念】

 人文科学専攻は、歴史学、言語学、文学、社会学、地理学、心理学、教育学、哲学など人文科学系の学問分野における高度な専門知識と判断力を身に着けて新たな領域を開拓し、社会における様々な問題を解決する能力を備えた人材を養成します。
 比較文化学講座は、社会事象――言語認識、西欧世界――アジア世界という二つの基軸を立て、歴史学、文学、言語学などの文化に関わる多様な学問分野からこれを比較研究することを目指しています。高度な専門知識と判断力を身に着けて新たな領域を開拓し、社会における様々な問題を解決する能力を備えた人材を養成します。
 
 社会人間学講座は、社会、文化、地理環境、人間関係、心理、教育などの分野に関する高度な専門的知識を備え、論理的思考力と規範的判断力によって、主体的かつ協働的に社会の課題解決や福利実現や価値創造に向かう、独創的な研究能力と実践的構想力と行動力を身につけることを目指しています。各分野の観点を軸にして、環境、社会、文化における人間行動を統合的に探究し、よりよい社会のあり方と生き方の構築に貢献する能力を備えた人材を養成します。
 本専攻の求める学生像は以下の通りです。

【求める学生像】

・大学院での研究をもとにして、社会に貢献する意欲と熱意をもつ人
・人間の営みとしての文化現象を、情報の観点から分析し研究することに関心をもつ人
・ジェンダー・文化振興などの分野での専門的リーダーとして活躍しようとしている人
・インクルーシブな社会の実現あるいは文化や産業の振興において、教育・研究機関の研究者、または、行政、地域再生、社会福祉事業、NPO、NGOなどの高度専門職におけるリーダーとして活躍しようとしている人
・文献や資料の読解から、実験や調査、研究発表を含む研究活動において、必要な外国語能力を有している人
・国際的、特にアジア地域の発展に貢献しようとしている留学生、社会人

 大学院の博士後期課程においてこのような志を実現するためには、前提として博士前期課程において修士論文またはそれに相当する学術論文の作成を通じて、上記にある分野の先端的研究に必要な専門知識、問題意識、資質・能力・活用力(思考力、判断力、表現力)、多様性において対話または協働する主体的な姿勢・態度、研究に必要な外国語能力を身につけていることが必要です。

【入学者選抜の基本方法】

 上記の【求める学生像】で示す能力等を有する人を多角的・適正に受け入れるために、以下の方法により選抜します。

(1)一般選抜

 個々の専門性に即し、口述試験・筆記試験等による適切な選抜試験を実施します。口述試験は、修士論文等の提出論文、希望研究課題を中心に行います。筆記試験(比較文化学講座のみ)では、修士論文等の提出論文、希望研究課題に関連した問題を課します。なお、口述試験・筆記試験等では分野によっては入学後の教育に必要な外国語能力の審査を含む場合があります。
 比較文化学講座の口述試験では、研究計画、社会に対する問題意識と課題に取り組む意欲、言語コミュニケーション能力を評価します。なお、比較文化学講座では、主として文献をあつかう分野であることから、筆記試験を行うことで外国語を含む文献読解力や文章表現力を評価します。合否は、修士論文等の提出論文、口述試験・筆記試験の成績と、書類審査の結果を総合して判定します。
 社会人間学講座の口述試験では、社会に対する問題意識と課題に取り組む意欲、修士論文等のこれまでの研究成果、後期課程での研究計画、発表能力(プレゼンテーション、説明力等)を評価します。合否は、修士論文等の提出論文、口述試験の成績、書類審査の結果を総合して判定します。

(2)社会人特別選抜

 多様な人材を受け入れるために、社会人を対象とした社会人特別選抜を行います。個々の専門性に即し、口述試験・筆記試験等による適切な選抜試験を実施します。口述試験は、修士論文等の提出論文、希望研究課題を中心に行います。筆記試験(比較文化学講座のみ)では、修士論文等の提出論文、希望研究課題に関連した問題を課します。なお、口述試験・筆記試験等では、分野によっては入学後の教育に必要な外国語能力の審査を含む場合があります。合否は、比較文化学講座にあっては、修士論文等の提出論文、口述試験・筆記試験の成績と、書類審査の結果を総合して判定します。社会人間学講座にあっては、修士論文等の提出論文、口述試験の成績、書類審査の結果を総合して判定します。

(3)外国人留学生特別選抜

 多様な人材を受け入れるために、外国人留学生を対象とした外国人留学生特別選抜を行います。個々の専門性に即し、口述試験・筆記試験等による適切な選抜試験を実施します。口述試験は、修士論文等の提出論文、希望研究課題を中心に行います。筆記試験(比較文化学講座のみ)では、修士論文等の提出論文、希望研究課題に関連した問題を課します。なお、口述試験・筆記試験等では分野によっては入学後の教育に必要とする日本語能力の審査を含む場合があります。合否は、比較文化学講座にあっては、修士論文等の提出論文、口述試験・筆記試験)の成績と、書類審査の結果を総合して判定します。社会人間学講座にあっては、修士論文等の提出論文、口述試験の成績、書類審査の結果を総合して判定します。

 

 なお、上記の選抜では、社会人等多様な学生のチャレンジを促すために以下のような支援制度を設けています。
・長期履修学生制度
職業を有している等の理由で、一般の学生に比べて研究活動・学習活動への時間数が限られた学生を対象に、事情に応じて就業年限を標準3年からより長期に設定することが可能です。
・再チャレンジ型若手女性研究者支援制度
博士後期課程中退者を対象に、本学大学院博士後期課程で博士号の取得を支援する制度です。
・博士前期課程修了者博士号取得支援制度
修士課程を修了し、1年以上の社会経験を経た者を対象に、博士号取得を支援する制度です。

生活環境科学専攻

【教育理念】

 生活環境科学は総合系複合領域学問であることから、広い視野に立って生活環境科学に関する知識を多角的に探求し、それらを統合的に体系化する論理的思考力が必要です。生活環境科学専攻は、生活に根ざした理論と実践の総合的学知を提供し、個々の学問領域における専門的な教育研究を推進するとともに、主体的でリーダーシップを発揮でき、幅広い知識と高度な研究能力と技術を備えた専門職業人として社会に貢献する人材を育成することを目指します。その実現のために、生活環境科学専攻には食物栄養学講座、心身健康学講座、情報衣環境学講座、住環境学講座、生活文化学講座を設けています。

 食物栄養学講座は、病気を予防し、健康を維持・増進する食生活を実現するために、健全で快適な食生活の創造及び現代の食に関する多様な問題の解決を目的として研究・教育を行い、国内外における食物栄養学領域の研究を先導できる女性研究者や、高度専門職業人として当該職域を牽引し、社会に貢献できる人材の育成を目指します。
 心身健康学講座は、生活環境や生活習慣の視点から心と体の健康に関する多様な問題の解決を目指し、心身の健康に連関する科学的な知識を総合的に学びます。生活健康学では生体機能という観点から、スポーツ科学ではスポーツを取り巻く諸問題という観点から、臨床心理学コースでは心の健康という観点から、それぞれの分野を先導できる女性研究者や高度専門職業人として当該職域を牽引し、社会に貢献できる人材の育成を目指します。
 情報衣環境学講座は、より良い生活環境を創出する情報衣環境学の展開を目指し、衣環境学コースでは生活の実態を理解し、衣環境学に関連する諸問題に対し、物質科学、環境科学、分析科学の原理や技術に基づき、改善方策を自ら指導的に行える高度専門職業人や研究者の育成を目指し、生活情報通信科学コースでは現代社会のICT環境を構成しつつあるライフ・コンピューティングの観点から生活環境を改善する技術を開発し社会に発信できる高度専門職業人や女性研究者の育成を目指します。
 住環境学講座は、日常的な生活から地球環境に関わる諸問題を生活者の視点から総合的に捉え、社会が求める安全で安心できる住まい、かつ快適で魅力的な住環境という要請に応え、住宅から都市にいたる多様な環境と人間生活のあるべき関係に配慮した住環境の構築と管理運営に関する幅広い知識と技能を有する高度専門職業人や女性研究者の育成を目指します。
 生活文化学講座は、生活環境に関わるあらゆる事象の中に研究対象を見出すことを特徴とし、発見した諸問題の複雑な相互連関までを人文科学もしくは社会科学領域の研究手法を用いて分析し、研究を現実社会への提言に結びつけることで社会に貢献する高度専門職業人や女性研究者の育成を目指します。
本専攻の求める学生像は以下の通りです。

【求める学生像】

・個々の学問領域の基礎となる専門知識を有し、新たな認識・知識の獲得に意欲的な人
・生活における諸問題を学際的に深く探究しようとする人
・専門的知識を再構築する意欲や新しい分野の展開に積極的に関わる意欲ある人
・幅広い事業分野で専門職業人として、女性リーダーとして社会貢献を目指す人
・さまざまな分野で国際社会に貢献することを目指す人

【入学者選抜の基本方法】

 上記の【求める学生像】で示す能力などを有する人を多面的・総合的に評価するため、以下の方法により選抜します。

(1)一般選抜

 修士論文(又はその要旨など)、研究計画書、専門性を問う口述試験の結果を総合して合否を判定します。

(2)社会人特別選抜

 修士論文(又はその要旨など)、研究計画書、社会人特別選抜を希望する理由書、専門性を問う口述試験の結果を総合して合否を判定します。

(3)外国人留学生特別選抜

 修士論文(又はその要旨など)、研究計画書、日本語能力試験成績(又は指導教員が作成した日本語能力に関する所見など)、専門性を問う口述試験の結果を総合して合否を判定します。

 

 なお、上記の選抜では、社会人等多様な学生のチャレンジを促すために以下のような支援制度を設けています。
・長期履修学生制度
職業を有している等の理由で、一般の学生に比べて研究活動・学習活動への時間数が限られた学生を対象に、事情に応じて就業年限を標準3年からより長期に設定することが可能です。
・再チャレンジ型若手女性研究者支援制度
博士後期課程中退者を対象に、本学大学院博士後期課程で博士号の取得を支援する制度です。
・博士前期課程修了者博士号取得支援制度
修士課程を修了し、1年以上の社会経験を経た者を対象に、博士号取得を支援する制度です。

自然科学専攻

【教育理念】

 自然科学専攻では、自然科学の基盤的学問である数学、物理学、化学、生物学、環境科学の高度な教育・研究を通して、高度な専門分野の知識を基盤に自ら考え行動できるとともに、日々発展している学際・融合的分野の開拓を進められる人材の育成を目指します。その実現のために、専攻に、数学と物理学の教員が協力して教育・研究にあたる数物科学講座と化学・生物・環境科学の教員が協力して教育・研究にあたる化学生物環境学講座を設けています。
 数物科学講座は、数学、物理学の視点から諸現象の理解を進め、その応用に向けた複合的なアプローチについて考えます。21世紀の高度情報化社会を支える科学技術の発展のために、新たな課題を発見し、その課題を解決する能力を持った人材の育成を目指します。
 化学生物環境学講座は、化学、生物学、環境科学の学問領域が連携した学術研究を遂行し、物質や生物およびそれらを取り巻く自然環境を総合的にとらえることができる広い視野と正しい倫理観、正確な論理的思考能力をもち、自ら立案した研究課題を独自の視点で解決することで先端的な学問体系の深化に寄与することのできる理系女性研究者の育成を目指します。本専攻の求める学生像は以下の通りです。

【求める学生像】

・自ら新たな問題を発掘し、それを基礎科学的観点から解決しようとする人
・自然科学全般に興味を持ち、高度に専門的で実践的な学術研究において独創性の高い研究を志す人
・人間と環境とのあり方を自然科学の手法に立脚して追求することを志す人
・数学、物理学、化学、生物学、環境科学などの基礎科学の素養の上に立って複合的発展的発想を行う能力を育てることの出来る教育者を志す人
・人間環境の調和を考慮した物質の合成並びに化学反応に深い知識と技術を持ち、高性能・高機能性材料の新素材の開発を目指す人
・人間生活を取り巻く諸問題に対して、生命現象の理解に基づき健康・安全で快適かつ調和ある環境の構築を目指す人
・生活物質・素材に関連する深い知識と技術の修得を目指す人
・大学、独立行政法人研究機関、企業の研究所などにおける数学、物理学、化学、生物学、環境科学に関連した研究分野の教育研究および研究開発に従事できる中核的人材及び高度な複合科学的教育指導者を志す人

大学院の博士後期課程においてこのような志を実現するためには、前提として博士前期課程において科学研究の遂行に必要な学術的素養を修得済みであること、修士論文研究を通して問題を提起できる広範な学術的視野とその問題を解決できる研究遂行能力を身につけていることが必要です。最先端の科学研究の遂行の上で英語は必要不可欠なので、英語を読み・書き・聞き・話すのに十分な能力を備えていることを望みます。

【入学者選抜の基本方法】

 上記の【求める学生像】で示す能力等を有する人を多角的・適正に受け入れるために、以下の方法により選抜します。

(1)一般選抜

 修士論文、又は修士論文の内容を反映しかつ口述試験の題材設定に十分な内容の資料をもとに、本学が行う口述試験及び提出資料(修士論文を含む)書類審査の結果を総合して合否を判定します。

(2)社会人特別選抜

 修士論文、又は修士論文の内容を反映しかつ口述試験の題材設定に十分な内容の資料をもとに、本学が行う口述試験及び提出資料(修士論文を含む)書類審査の結果を総合して合否を判定します。

(3)外国人留学生特別選抜

 修士論文、又は修士論文の内容を反映しかつ口述試験の題材設定に十分な内容の資料をもとに、本学が行う口述試験及び提出資料(修士論文を含む)書類審査の結果を総合して合否を判定します。

 

 なお、上記の選抜では、社会人等多様な学生のチャレンジを促すために以下のような支援制度を設けています。
・長期履修学生制度
職業を有している等の理由で、一般の学生に比べて研究活動・学習活動への時間数が限られた学生を対象に、事情に応じて就業年限を標準3年からより長期に設定することが可能です。
・再チャレンジ型若手女性研究者支援制度
博士後期課程中退者を対象に、本学大学院博士後期課程で博士号の取得を支援する制度です。
・博士前期課程修了者博士号取得支援制度
修士課程を修了し、1年以上の社会経験を経た者を対象に、博士号取得を支援する制度です。

生活工学共同専攻

【教育理念】

 本専攻では、安全・安心で豊かな未来の社会・生活を創造すべく、人間生活における諸課題を柔軟に捉え、生活に根ざした生活者の視点を工学手法に融合させることで研究を展開できる能力を有する女性人材の育成を目的とします。とくに、自立的に研究を展開でき、かつ、指導的役割を担い得る人材育成を目指します。そのために、生活に関連する諸課題を生活者の視点に立ち、工学諸分野の基礎から応用までを幅広く学ぶことで、新たな分野である生活工学を創出し、高度な学術的発展を目指した教育研究を展開します。

【求める学生像】

・人間と生活環境に関わる現実的諸課題に強い関心を有し、生活工学的視点をもって解決に取り組む意欲・能力を有する人
・研究に求められる基礎能力と強い意欲をもって研究者・高度技術者を目指す人
・社会人としての基盤を保ちつつ、より高度な専門能力の開発を目指す人
・上記に必要な修士相当の学力、ならびに、理工学系諸科目の学力を有する人
・研究成果の学術的発展を通じて社会貢献する高い志を有する人

【入学者選抜の基本方法】

 上記の【求める学生像】で示す能力等を有する人を多面的・総合的に評価するため、以下の方法により選抜します。

(1)一般選抜

 修士論文もしくはそれに相当する論文等(又はその要旨など)、研究計画書、専門性を問う口述試験の結果を総合して判定します。

(2)社会人特別選抜

 修士論文もしくはそれに相当する論文等(又はその要旨など)、研究計画書、社会人特別選抜を希望する理由や専門性を問う口述試験の結果を総合して判定します。

(3)外国人留学生特別選抜

 修士論文もしくはそれに相当する論文等(又はその要旨など)、研究計画書、日本語あるいは英語でのコミュニケーション能力と専門性を問う口述試験の結果を総合して判定します。

 

 なお、上記の選抜では、社会人等多様な学生のチャレンジを促すために以下のような支援制度を設けています。
・長期履修学生制度
職業を有している等の理由で、一般の学生に比べて研究活動・学習活動への時間数が限られた学生を対象に、事情に応じて就業年限を標準3年からより長期に設定することが可能です。
・博士前期課程修了者博士号取得支援制度
修士課程を修了し、1年以上の社会経験を経た者を対象に、博士号取得を支援する制度です。