キサヒフ衲

 
                                                                      

<公開講座の様子/平成29年 7月15日>

『講座名』 「遠くの人が近くなる?新しいコミュニケーションを考える」
『講 師』 佐藤 克成(生活環境学部 情報衣環境学科 衣環境学コース 講師)
      水垣源太郎(文学部 人文社会学科 社会情報学コース 教授)


『公開講座風景写真』


2016年2月16日に奈良県下市町と本学との包括的連携協定を締結し、これまでも様々な連携・協力が行われてきました。今回は、連携公開講座「遠くの人が近くなる?新しいコミュニケーションを考える」が開催されました。町長による挨拶の後、前半は、本学生活環境学部情報衣環境学科衣環境学コースの佐藤克成講師による「人と人を繋ぐ技術」と題した講演が行われました。ロボットを介した身体性を伴う対話、触感を伴ったコミュニケーションのバーチャル体験など、ともすれば少し近未来的な難しそうな内容でしたが、学生による実演、スマートフォンVRの実演、触感モジュールの実演など様々な実演も用意されており、参加者のみなさんもより身近に感じられたようでした。後半は、本学文学部人文社会学科社会情報学コースの水垣源太郎教授による「集落点検の新たな展開」と題した、下市町をフィールドにした授業の報告が行われ、お世話になった下市町の方々、また授業に関わってくださった多くの方々への感謝の気持ちで締めくくられました。


『受講者アンケートより』


・触感などは私の専門外だったので、とてもおもしろかったです。VRを初めて体験出来て、すごいと思いました。VRが登場したときも思ったのですが、遠い未来と思っていたものがすぐに実現しそうだとわかり驚きです。
・人と人を繋ぐ技術では、体にハンディを持つ人、生活環境に制約がある人に対して、希望を与えられる様な研究であると感じました。科学の技術で、人の心をいやせたり、生活を支える働き方を変化させて、可能性を感じさせるものである事に感心した。この研究が、人の生きがいに貢献するようなものとなる事を期待しています。
・佐藤先生のお話はとても興味深く、楽しくきかせていただきました。私は毎回、海外に住む孫とTV電話を楽しんでますが、孫が実際のジュースやドーナツを「どうぞ」と言ってさし出すことがあります。そんなことを思い出しながら、新しい技術のすばらしさに驚いております。より実用的なものができるよう願っております。水垣先生、下市町のためにいろいろありがとうございます。
・非常に勉強になり、地域の見方が変わりました。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター