奈良県下市町との連携公開講座が開催されました      


 平成29年7月15日(土)、下市町にて下市町・奈良女子大学の連携公開講座 『遠くの人が近くなる?新しいコミュニケーションを考える』が開催されました。下市町と奈良女子大学とは官学連携協定を締結しており、会場となった下市町農村環境改善センターの1階にはCOC+事業の一環として整備した「奈良女子大学下市アクティビティセンター」があります。また、人口減少、高齢化が進むなか、下市町においては、『大阪まで1時間』という地理的条件や、長い歴史に育まれ、自然に恵まれた中山間地域ならではの特性を活かし「まじめ、元気 みんなで創る下市」を合言葉に、地方創生・町全体の底上を図っておられます。
 当日は、町長挨拶の後、本学生活環境学部の佐藤克成講師から『人と人を繋ぐ技術』と題してAIの進展による新しい遠隔コミュニケーションとそうした技術がもたらす遠隔就労の可能性などの講演が行われました。その後、下市町を拠点としてフィールドワークに取り組んでいる奈良女子大学文学部水垣源太郎教授から、コミュニティ・リサーチ授業『集落点検の新たな展開』の報告発表がなされました。
 参加者からは、「想像以上に近未来コミュニケーションが到来している」、「新たなコミュニケーションによる地方創生へのヒントを得られた」といった感想がありました。また、『コミュニティ・リサーチ』授業の成果発表は、下市町の皆様の温かい協力のおかげでフィールドワークが実施できているという感謝の気持ちを表すとともに、授業・研究成果を下市町の皆様に還元するという大変有益な機会となりました。
 今回の公開講座により、地域の課題・ニーズの提供、地域課題の解決糸口・改善提案などを通して下市町の皆さまと本学との結びつきがより確固になりつつあるとの実感を深めることができました。

          
               

                                                                                                   
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