年末年始の忘年会・新年会・成人式等及び帰省の留意事項について

 本格的な冬の到来に併せて,新型コロナウイルス感染症「第3波」が猛威を振るっています。東京都では今月17日に過去最多の822人の新規感染者が,奈良県の隣の大阪府では11月末以降,連日300人前後の新規感染者が確認されており,これまでの全国での感染者数は20万人を超えています。奈良においては今年1月28日に初の感染者が確認されたのち,教育機関や病院といった事業所でのクラスターの発生を経て,12月21日現在1686例目を数えるなど,今なお感染者が増加する状況が続いています。

 まもなく冬休みに入り,年末年始を迎えようとしています。年末年始はご親族やご友人との交流を楽しみにしている方も多くおられるだろうと思いますが,年の節目の大切な時期だからこそ,決して気を緩めず,感染予防・防止策を徹底してください。 例えば忘年会や新年会といった会合は,少人数かつ短時間で開催するなど,感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫をしてください。また,帰省や他府県への旅行を考えている方もおられると思いますが,感染が拡大している地域や不要不急の外出自粛要請が出ている地域への往来については,改めてその必要性について再考し,慎重な判断をお願いします。

 なお,年末年始の会合や帰省,成人式等の行事に関しては,政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が提言をしており,文部科学省を通じて周知がありましたので,これを参考に「感染しない」「感染させない」ことを心掛けた年末年始を過ごしてください。

 参考:大学等における年末年始の忘年会・新年会・成人式等及び帰省の留意事項について
 /nwu/news/coronavirus/20201214.pdf

 最後に,令和2年は一年を通して新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった年となりました。大学としても特別な対応を余儀なくされ,授業形態の変更や入構制限の強化など,皆さんには例年とは大きく違った大学生活や対応をお願いすることとなりました。改めて,本学の新型コロナウイルス感染症拡大防止の取り組みにご理解とご協力をいただき深く感謝申し上げます。
 命と暮らしを守るために,引き続き,感染拡大防止への取り組みを徹底いただきますよう,よろしくお願いします。

令和2年12月23日
 奈良女子大学長 今岡 春樹