奈良国立大学機構は、１０月２７日、文化庁の支援を得て、「奈良カレッジズ」特別企画として、奈良県明日香村で「高松塚古墳?キトラ古墳壁画特別観覧」を実施しました。
 「奈良カレッジズ」とは、法人統合によるスケールメリット及びシナジー効果を活かして、奈良県及び関西文化学術研究都市等の近隣地域に位置する研究機関、教育機関、企業、自治体等との連携?協働体制を構築し、それぞれの強みや人的?物的資源の交流による教育研究インフラの強化を図る試みを指します。 奈良教育大学と奈良女子大学の学生らは、文化庁の森井文化財調査官から高松塚古墳壁画に関する説明を受けたのち、「高松塚古墳修理作業室」では単眼鏡を用いながら、極彩色の女性群像「飛鳥美人」をはじめとする国宝の壁画を熱心に見学し、その後、天候にも恵まれた中、キトラ古墳までのどかな丘陵地帯の風景を歩き、キトラ古墳壁画体験館（四神の館）の壁画保存管理施設にて、国宝である「天井　天文図?日月像」等見学しました。
 奈良県には、歴史的に大変貴重な国宝、重要文化財、史跡等が豊富に存在しており、これらを学生の学びの機会に提供していけるよう、「奈良カレッジズ」は各機関と今後も連携してまいります。

奈良教育大学?奈良女子大学の学生?教員

高松塚古墳の見学

施設に解体?保存されている壁画の見学

高松塚古墳壁画