工学部および奈良カレッジズキックオフシンポジウムを開催しました(6月19日)

 国立大学法人奈良国立大学機構設立のための法律公布を受け、本学と奈良教育大学主催、(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)共催で、6月19日(土)に「人とは何か?工学の未来」と題してキックオフシンポジウムをZoomによるオンラインにて開催しました。
 両学は法人統合を核として、奈良県及び関西文化学術研究都市の諸機関、企業等との連携・協働による新たな教育研究の学問の府「奈良カレッジズ」の創成を目指すとともに、奈良女子大学に工学部を設置する予定(設置構想中)であることから、ネットワーク構築の一環として企画したものです。
 当日は、本学今岡春樹学長による開会挨拶に始まり、東京大学名誉教授で前豊田工業大学学長 榊裕之氏による「21世紀の世界に大学はどう貢献できるか」と題した記念講演が行われました。講演の中で榊氏は、人類が直面する課題が複雑化する現代においては多面的対応が必須であり、大学は「次世代の学びの場」と「新たな考えやものを創り出す場」としての役割が求められていること、そして次代を拓く突出した能力や型破りな発想の学生、気骨のあるリーダ人材【士型人材】の育成が重要であると述べました。
 引き続いて、本学小路田泰直理事・副学長、才脇直樹奈良カレッジズ担当副学長、宮下敬宏ATRインタラクション科学研究所長による「人とは何か?工学とは何か?」をテーマにパネルディスカッションが行われ、奈良カレッジズ構想に繋がるこれまでの本学と関西文化学術研究都市、近隣研究諸機関や教育機関との取り組みの歴史、祟り神への恐れを梃子とした生存のための工学、CPアバター技術で創る新しい社会に向けて等、様々な視点で議論が行われました。
 なお、当日の模様は下記にてご覧いただくことができます。
 アドレス: https://youtu.be/UXh6If6qb4U




(今岡学長による開会挨拶)




(パネルディスカッションの様子)