学生と学長との懇談会を開催しました

学生と学長との懇談会を開催しました（10/29）

　本学では、学生の生活に対する指導・支援体制の整備・充実に向け、学生が大学運営へ参加することを目的として、学生支援室において「学生と学長との懇談会」を企画し、平成26年10月29日（水）に開催しました。

　昨年度は大学院博士前期課程の学生を対象として懇談会を実施しましたが、実施後に今岡学長から「博士後期課程学生の話も聞いてみたい」といった感想があったことから、今年度は博士後期課程の学生を対象とした企画となりました。博士後期課程全４専攻から計10名の参加者があり、日頃どんなことに学生生活の楽しみを見出しているのか、また、大学のどんな配慮があればより楽しく意義のある学生時代を過ごせるかなど、学生が自身を取り巻く問題や悩み、大学への要望などを今岡春樹学長に直接伝え、意見交換を行いました。

　具体的な意見として、将来に不安を抱えながら研究を続ける博士後期課程学生に対して励みになるような支援策や、日本人学生と外国人留学生による懇談会や討論会の機会の提供、大学の国際化に合わせた学内施設の充実、といった大学への要望から、教員がなるべく教育・研究に専念できるよう学生の立場で何か協力できることはないか、といった提案もありました。また、本学は小規模かつ総合大学であるという長所を生かして分野を超えたアカデミックな機会がさらに増えると良い、といった意見や、大規模大学に対して本学は奈良女ならではの研究ができていればよいのでは、といった意見もあり、それらを今岡学長がひとつひとつ受け止め、丁寧に回答を行いました。昨年の博士前期課程学生とはまた違った目線から見る大学の姿に今後の学生支援のヒントが垣間見え、学生のニーズに沿った支援策を検討していく上でよい契機となりました。

学長との懇談会の様子