<奈良女子大学第18回研究フォーラム>

「知」の現場からの提言―コロナ禍における人・社会・自然の変容をめぐって―

 この研究フォーラムは、大学における「知」を社会に開くために、テーマを決めて毎年開催しています。本年度は、専門「知」がコロナ禍の状況にいかに向き合い、どのような提言ができるのか、その可能性を探っていきたいと考えています。
 多くの方々のご来場をお待ちいたします。

・日  時  2020年12月22日(火)
    15:00〜16:30


・オンライン開催(Zoomを使用)

・お申込み  下記より事前にお申込みください
       お申込みはこちら

・開催前日までに、お申込みいただきましたメールアドレス宛に
 オンライン接続方法などをお伝えいたします。
・お申込みのメールアドレスに誤りがあった場合、
 接続方法がお届けできません。お申込み後、2日以内にこちらから
 返信がない場合は、メールアドレスに間違いがある可能性があります。
 お手数ですがもう一度お申込みいただくか、お電話で確認くだされば幸いです。
・参加費は不要ですが、通信料はご負担ください。





<フォーラム概要>

15:00〜 開会挨拶
 

15:05〜 講演

・COVID-19が私たちの生活に与える影響―地理学の観点から―
 吉田容子(文学部人文社会学科地域環境学コース 教授)
 COVID-19の感染拡大の影響は、グローバル社会から世帯や個人のレベルまで、さまざまな空間スケールで生じています。地理学の基本概念である「空間」や「場所」の観点から、COVID-19が私たちの生活に与える影響について考えてみたいと思います。

・奈良時代の疫病流行と対外認識
 河上麻由子(文学部人文社会学科歴史学コース 准教授)
 天平7年(735)から、日本では疫病が大流行しました。研究によれば、疫病による死者数は100〜150万人。当時の人口の25〜35パーセントがなくなったとされています。政治の中枢にいる人々も庶民たちも、疫病から逃れることはできませんでした。疫病後の社会変動を見ることによって、コロナ禍において世界との直接交渉が断ち切られた現代社会の問題を考える一助としたいと思います。

・新型コロナウイルスによる人間活動の変化が野生動物に与える影響
 遊佐陽一(理学部化学生物環境学科生物科学コース 教授)
 新型コロナウイルス蔓延により奈良公園を訪れる観光客が減少したことが、野生動物であるニホンジカにどのような影響を与えているのかについて調査した結果を、途中経過ではあるものの、ご報告します。

16:25〜 開会挨拶



<お問合せ>
   ・奈良女子大学   社会連携センター
      ・TEL 0742-20-3734 (平日 10:00〜17:00)
      ・FAX 0742-20-3958
      ・E-mail kouza@jimu.nara-wu.ac.jp



【主 催】 奈良女子大学 社会連携センター


 
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