生活工学とは

「生活工学」とは

「生活工学」とは家政学的知見(生活科学)を基盤とした、生活に有用な技術(工学)の総称です。すなわち、生活者とそれを取り巻く生活環境を総合的に支えるために求められる技術であり、工学技術に、生活に根ざした生活者の視点を融合させることにより創成される、工学の新たな分野です。

国立大学では、奈良女子大学とお茶の水女子大学だけが生活科学系学部を有しています。家政学的視点(生活者視点)でいち早く工学的要素を取り入れてきたのも、両大学です。本共同専攻を担当する両大学の教員の多くは工学分野の出身ですが、家政学の視点から教育研究を実践しており、家政学と工学両方の分野に基盤を有するため、専門工学領域の深化も可能です。

本共同専攻では、こうした両大学の強みや特徴を融合し、生活者の視点とともに女性の視点を生かした、女性が活躍できる新たな分野である「生活工学」を創出します。